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第34回 日本抜刀道連盟 全国大会が開催されました。
「第34回日本抜刀道連盟全国大会」が10月26日(日)、横浜武道館に於いて、全国、台湾ドイツ、北京より集った選手と審判団、合わせて約90名にて盛大に開催された。
コロナ禍以降、参加者は年々増えており、例年の東京武道館では、やや手狭になったため、より大きな会場の横浜武道館で初の全国大会となった。
10時に開会式が始まり、大会名誉会長である岡田広先生からは、人生や武道において挨拶や皆で力を集結し、何かを成し遂げる大切さについて語られた。大会会長 菅野茂先生(連盟会長)からはご来賓へ方々への感謝と御礼、来年は連盟創立35周年の節目になる年、2027年には開催予定の世界大会への協力を行い挨拶とした。来賓挨拶では中世古勝司相談役が大会の成功と連盟の発展を祈念する挨拶を行った。また、台北駐日経済文化代表処 駐日代表 李逸洋様の代理として黄冠超様より挨拶をいただいた。
功労者表彰では、功労賞に赤星進一(聖心塾)、感謝賞にウエーン・チョウ(ドイツ支部)が授与された。
優勝旗返還 林右琮(台湾支部)、選手宣誓 庄司一憲(士成会)、露払い 境泰雅(教務部長)、連盟組太刀は、打太刀 三宅康司(讃岐抜刀道)と仕太刀 藤田良治(武徳塾)にて執り行われた。また台湾支部14名による団体形演武が行われた。
試合は「制定刀法形の部」から始まり、無段・初段、二・三段、四・五段の段位別に行われ、決勝戦では礼法から始まる、緊張感のある試合となった。午後は「制定刀法実技の部」から始まり、同じく段位別と六・七段の試合も行われた。最後に大会の花形、団体戦となり会場は大いに盛り上がった。
殊勲賞文部科学大臣、中村杯には藤田良治(武徳塾)。団体戦優勝中倉旗は士成会Aチーム(角井翔太・中村智・庄司一憲)、中世古記念に猪膝武士(武相会)、大会会長賞は讃岐抜刀道チーム(三宅寛明・片山和富)に輝いた。
最後に、連盟の活動と大会を応援下った名誉会長 岡田広先生、御来賓の各先生方に感謝と御礼を申し上げます。また、全ての選手と役員が一丸となって準備進行を行い、大会が無事終了したことに厚く感謝申し上げます。
文:一般財団法人 日本抜刀道連盟 広報部部長 小林克己
順位表
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形の部・個人戦 |
| 段別 |
優勝 |
準優勝 |
三位 |
| 初段以下 |
黒﨑 皇貴 (英明会支部) |
奥山 雄基 (英明会支部) |
後藤 健太郎 (士成会支部)・陳風瑜 (台湾支部) |
| 二・三段 |
村椿 侑也 (東京英信会支部) |
牟昕 (北京支部) |
李慧愛 (十勝支部)・功刀 一好 (福岡支部) |
| 四・五段 |
藤田 良治 (武徳塾) |
庄司 一憲 (士成会支部) |
ウエーン・チョウ (ドイツ支部)・莊書瑋 (台湾支部) |
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実技の部・個人戦 |
| 段別 |
優勝 |
準優勝 |
三位 |
| 初段以下 |
奥山 雄基 (英明会支部) |
黒﨑 皇貴 (英明会支部) |
陳風瑜 (台湾支部)・三宅 寛明 (讃岐抜刀道支部) |
| 二・三段 |
長谷川 勇一郎 (武相会支部) |
村椿 侑也 (東京英信会支部) |
堀 直美 (士成会支部)・田渕 佑弥 (さいたま尚武舘支部) |
| 四・五段 |
藤田 良治 (武徳塾支部) |
庄司 一憲 (士成会支部) |
莊書瑋 (台湾支部)・山口 達弘 (英明会支部) |
| 六・七段 |
猪膝 武士 (武相会支部) |
成田 英右 (東京英信会支部) |
藤田 僚 (東京英信会支部)・冨川 仁 (十勝支部) |
| 団体戦 |
優勝 士成会A |
角井 翔太 |
中村 智 |
庄司 一憲 |
準優勝 讃岐抜刀道 |
三宅 寛明 |
片山 和富 |
- |
三位 台湾A |
朱映瑋 |
曾章原 |
林右琮 |
三位 埼玉水心会 |
深川 哲雄 |
水村 光治 |
- |
| 1.中村杯 / 2.中倉旗 / 3.中世古記念 |
| 1.藤田 良治(武徳塾) / 2.士成会Aチーム(角井 翔太・中村 智・庄司 一憲) / 3.猪膝 武士(武相会) |
| 大会会長賞 |
| 3.讃岐抜刀道チーム(三宅 寛明・片山 和富) |
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