「第1回 抜刀道ワールド大会」が1月13日(月・祝)、神奈川県立武道館に於いて、(一財)日本抜刀道連盟主催、國際抜刀道連盟後援にて日本抜刀道連盟37名、國際抜刀道連盟13名の参加により盛大に開催されました。
10時に開会式が始まり、大会会長 菅野茂先生(連盟会長)からは、参加者並びに後援いただいた國際抜刀道連盟の中村会長はじめ参加者への感謝と御礼、中世古勝司相談役より団体戦チームに贈られる「中世古記念杯」とする脇差のご提供いただいた事への御礼を述べられました。抜刀道を世界に広めるために、台湾支部で考案した段ボール仮標と仮標台にて演武、実技試合を行う意義について伝えらえました。
また、國際抜刀道連盟会長 中村朋子先生より両団体の交流、親睦を深め抜刀道全体の普及と発展を願う。今日の参加者の雄姿を楽しみにしている。との挨拶をいただいた。
その後、露払い 柴田輝久先生、連盟組太刀は、打太刀 小林克己(さいたま尚武舘支部)と仕太刀 猪膝武士(武相会支部)にて執り行われました。その後、英明会支部7名による団体形演武が行われました。
その後、午前の部として國際抜刀道連盟 野村義隆先生(範士八段)、佐藤征二先生(範士八段)、高野弘光先生(範士八段)中心とした総勢13名の剣士による演武が行われました。
内容は、八方の構え、八方斬り、八種の納刀、戸山流抜刀道 形、中村流抜刀道制定刀法 形、中村流抜刀道 形、組太刀 形、刀対槍の迫力ある演武を披露されました。
午後の部は、日本抜刀道連盟による、形、実技、団体戦の試合大会が行われました。今回の実技仮標は全て段ボールでの実施となりました。
優秀賞には柴田輝久(英明会支部)、大会会長賞には小林克己(さいたま尚武舘支部)。団体戦優勝 中世古記念杯には士成会チーム(石川純一・山下秀造・庄司一憲)に輝きました。
閉会式では日本抜刀道連盟会長 菅野茂先生から、国際抜刀道連盟会長 中村朋子先生に花束が贈呈され、両連盟の絆を更に深め、閉会となりました。
最後に、後援下さった國際抜刀道連盟会長 中村朋子先生をはじめ演武を行って下さった剣士の皆様、御来賓の先生方に感謝と御礼を申し上げます。また、全ての選手と役員が一丸となって準備進行を行い、大会が無事終了したことに厚く感謝申し上げます。
文:一般財団法人 日本抜刀道連盟 広報部部長
小林克己